やっぱり、プラが好き! vol.07

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渡泰2019.10記 初日
久々のバンコク入りです。今回は5泊6日とやや長めです。

でも、バンコクは、あーつい、ったら、暑い!これでこそバンコク!なんでしょうが、それにしても暑い。ドンムアン空港到着時の気温は32℃、しかもやや蒸しています。
到着ロビーで携帯のSIMを買って、タクシーに乗り込みます。定宿のホテルまで高速代120THB、メーター221THB、タクシー運転手へのチップ50THB、合計390THB(端数切捨て)でした。
ホテルに着いたとき、メーターが221だったのでチップを含めて300を払おうとしたのですが、100THB札が足りず、500THB札を差し出して200THBだけお釣りをくれと言ったところ、その運転手さんからは、驚きの返事が返ってきました。
つまり、「チップは50なので、お釣りは230返します」と。多目にチップを渡すとほとんどの方が喜んで受け取られるなか、この運転手さんの誠実というか、実直というか、その振る舞いに感動しました。

思えば、タイに来はじめた頃は、空港往復のタクシーでどれだけボラれたことか。時には、帰りの空港へ行く際、ドンムアン空港へと何度も言ったのに、間違った振りをされて、スワンナプーム空港に連れて行かれ、そこからドンムアンまでのタクシー代を丸々請求され、喧嘩しようにもフライト時刻ギリギリで泣き寝入りしたこともありました。そういう時代から、タイも変わって来たということなんでしょうか。

ホテルへのチェックインを済ませると、何はともあれ両替です。折からのバーツ高に加え、最近の円安でレートはかなり悪くなっています。
サイト(バーツ満員御礼)で調べても、最高で2,810THB/万円を提示しているのが1社、2,805THBが2~3社で、2,800さえ割らなければ御の字という状況です。
取り敢えず、よく行くナナのVASUへ行くと2,805あったので、手持ち資金の3分の1を両替し、マッサージを受けるためタニヤの有馬温泉に向かいます。

ご存知のとおり、タニヤにもレートの良いタニヤスピリット等の両替屋が有るので、これらのレートを眺めながら有馬温泉に向かいます。まず覗いたのは、そのタニヤスピリット。レートはVASUと変わらずの2,805THB
そして両替屋が閉まった夜とかにたまに世話になる金行を覗いても2,805。ところが、カラオケの店先の並びに1間(180cm。ちょっと表現が古過ぎますね。)ほどの間口に不自然にも5~6人の列ができており、看板を見るとValu plus』とあります。近寄って見てみると両替屋でしたが、レートを見てびっくり!『2,811』とあります。これはと思い、手持ちの更に3分の1をすかさず両替しました。
今まで認識のなかった両替屋なので、今後は両替屋候補の一角に加えておくことにします。

この後は予定どおり、有馬温泉でマッサージを受けます。
足つぼ+ヘッド+タイ古式(全身)を各1時間の各300THBで、喉が乾いてコーラも飲んだので合計940THB也です。所要時間は2時間チョイ。
3つで3時間のはずが、2時間チョイなのは、足つぼとヘッドを同時にやるからです。いっぺんにやられるとなぜかいつも寝てしまいます。

「終わったよ」とおばちゃんに起こされ、今度はタイ古式マッサージ。ちょっと痛めでしたが、気持ち良かったので満足!
精算をして、帰り際におばちゃん2人に同額のチップを渡すも、片方はやや不満げな表情。
そりゃ、そうだよね。不満げなおばちゃんはヘッドとタイ古式の2時間勤務に対して、足つぼのおばちゃんは、1時間勤務だもんね。でも、私はチップに差をつけて渡すことは出来ませんでした。
ヘッドのおばちゃん、ごめんなさい。

どうしてもマッサージを受けると、心も体も腑抜けとなり、帰巣本能が働きます。
しかし、食欲の方が勝って、これも行きつけの『イムちゃんの店』で腹ごしらえをし、明日の朝食をコンビニで買ってホテルに戻りました。

明日は、今回の旅の目玉であるピサヌローク行きです。早く休んで明日に備えます。

渡泰2019.10記 2日目
今日はいよいよピサヌロークへ突入です。タイでは、バンコク以外はパタヤとツアーで行ったアユタヤくらいしか行ったことがなく、ピサヌロークは初めてです。
あのプラプッタチンナラート仏が鎮座ましますワット・プラシー・ラッタナ・マハータート、通称ワット・ヤイを目標の一択で参ります。

昨日、着いたばかりのドンムアン空港に舞い戻り、前もってネットで予約しておいたノックエアDD8404便で一路ピサヌローク空港へ。
しかし、ピサヌローク行きの客は多く、飛行機はほぼ満席。勿論、いや多分、この中で日本人は私ひとり。
でも、たかだか50分程度のフライトなので、居眠りする間もなく到着します。
機内では可愛らしいペットボトルの水が配られ、降機した際にはティッシュと日傘を手渡されます。
ティッシュは何故か分かりませんが、日傘は、このピサヌロークの日差しが強すぎて、あーつい、って何の、僅かな距離ですが、必需品です。

到着ロビーを出て、タクシーを探すのですが、「タクシー、タクシー」と小声で話し掛けてくるオッサンがいましたが、経験上、これに乗るとボラれます。
このオッサン達が居ない反対方向に行ってみると、外に駐車場が見えます。
空港建物の外観を撮影しようとその駐車場へ行くと、そこに何台かのタクシーが溜まっていて、都合の良いことにすべてメータータクシーでした。
一番手前にいた老運転手に「ワット・ヤイ」と告げるも発音が悪いのか、「隣の運転手に言え」とばかりに指を指して促されてしまう。隣の若手の運転手には、理解されてワット・ヤイへGoとなります。
やはり地方はのどかで、のんびりしていて良いなぁ~、と思っていると、現地に近づくに連れて町並みも賑やかになってきます。

到着すると、凄い人、人、人(下記写真のとおり、陽の当たるところに人は少ないのですが、日陰は人だらけ)。
今日は土曜だから?丸っきり閑散としているよりは良いですが、落ち着いて参拝が出来なくなるのは残念です。
それでも、タイ随一の仏像と言われるプラプットチンナラートを拝見すると、心が和みます。癒し系の仏像なんでしょうね。

チンナラート仏へのお参りが終わると、当然ながらプラチャオ場探しです。Sさんにお遣いを頼まれたので、それをチャオ出来る売店、いやチャオ場に行ってお遣いの役目を果たし、ついでに自分の気に入ったものをチャオしました。するとリアルタイムでSさんからLineが入り、本堂前でお坊さんがチャオ場を開いてる筈とのメッセージが入り、行ってみるとお坊さんが何かマイクに向かって話している。
読経かな?そのマイクお坊さんの前にある金属製の鉢に100THBを入れると、寺プラを直接手渡してくれるようです。取り敢えず、手始めに私も100THBを入れてタンブンし、寺プラをチャオします。
そのマイクお坊さんの隣にケースに入った高価プラが入っており、狙うのはこれ。
マイクお坊さんが、これとこれは10,000THBとか、これは5,000THBとか教えてくれましたが、それなら最初から値札を付けておいてくれれば良いのに!と思うのは私だけでしょうか。
結局、私の誕生日色の赤が入ったプラ(下記写真の一番右下)をチャオしました(この渡泰でチャオしたプラの詳細は、次回コラムで上げさせて頂きます。)。

帰りの飛行機までは、2時間半ほどありましたが、タクシーを拾う自信があまりなかったのと昼飯を食べなければならなかったので、近所のワット・ナンパヤーを参拝するのは諦め、大通りに向かって戻ることにしました。
大通りにぶつかるソイの入口に着いた瞬間に目の前にタクシーが止まり、客待ちを始めたので、これを逃してはならんと思い運転手に行き先を告げると、行きのタクシーの運転手さんでした(運転手さんは気付いていないようでした。そんなに客を沢山乗せているとは思えないけど。)。
こんなこともあるのかなぁ~、と思いつつも、昼飯は空港にいくつかコーヒー屋みたいのが何軒かあったのでそれで済ますことにし、タクシーに搭乗し一路空港へ。

空港に着いてみると、まるで人気がありません。唯一開いているコーヒー屋で4~5人の客が飲食をしているのみ。
午前中に到着した時に開いていたあと2件ほどのコーヒー屋は半シャッターが降り休憩中、あとはコンビニチックな売店が2か所あるのみ。
この辺りは、飛行機の離発着があるときだけ営業するようです。チェックインカウンターにも誰も居ません。

出発時刻2時間前にチェックインカウンターに職員が2人ほど現れますが、閑古鳥。1時間前くらいになるとパラパラ搭乗客が現れ始めたので、私もチェックインをして搭乗ゲート前に参集するも、客は10人ほど。
これじゃあ、飛行機もガラガラだろうと思ったら、飛行機は行きよりも大分小振りになったプロペラ機。しかも既にどこかを経由したらしく先客で相当席が埋まり、ピサヌロークからの客を入れるとほぼ満席。
ノックエアの運航テクニックには、頭が下がります。勿論、プロペラ機でも、可愛いボトルの水は配られます。

50分のフライトでドンムアンに着くとタクシーでホテルに戻り、定宿近くで最近行き出した和食屋でかにクリームコロッケ定食を味わい、明日は朝が早いので、途中のコンビニで翌朝の食事を買い込んでホテルに帰還し、2日目が終わりました。

渡泰2019.10記 3日目
この日は、どうしてもワット・サマーン・ナッタラームに行きたくて、前もって予約しておいたVELTRA社のツアーに参加することにしました。
それにしても、ホテルでのピックアップが朝6時というのは、ちょっと早すぎやしませんか~。
しかし、バンコク都内の交通事情を考えれば、渋滞する前にバンコクを抜けるという意味では、やむを得ません。

定宿からのピックアップの後、もう1件のホテルでピックアップを行い、現地へ向けて1時間半のドライブとなります。
参加者は私を含めて8名にガイドさん及び運転手さんのツアーです。
車は概ね100km/hで飛ばし、車から伝わる小刻みな振動が参加者の眠りを誘います。
話を暫くしていた4人組のおば様達の会話も徐々に減り、やがて皆無に。ガイドさんは助手席でスマホゲームに興じております。
私も30分ほど居眠りをしてしまいましたが、隣に座ったお姉さまお二人は、口をあんぐり開けてちょっと恥ずかしい姿でお眠りになっておられます。昨夜は遅かったんでしょうか。

到着20分前くらいになると道路は急に田舎じみた景色となります。やがて、田舎の池(?湖ではないだろう。)のほとりに、忽然とピンクの巨大ピッカネート(タイ式に言うとこうなります。「ガネーシャ」はヒンドゥー語でしたかね。)の横たわった像が現れます。
その背中辺りに駐車場があり、そこからピッカネートの脇を通ってお寺にお参りします。
ピッカネート前に置かれているネズミにタンブンして、その耳元で願いを告げると願いが叶うと言われているようです。勿論、欲深い私はタンブンしました。
最初は白いネズミでしたが、誕生日色の赤のネズミを見つけたので、追加でタンブンを致します。

しかし、ここは寺というには、ドラえもんのキャラクターの等身大の像を置いたりして、遊園地チックな要素も満載です。
また、一応、お寺なのでチャオ場を探しましたところありました。記念プラをチャオしたところで、自由時間の1時間が経過し参拝終了。

このあとは、ワット・パクナムに向かいます。同様に1時間半ほど車に揺られバンコクに戻り、またプチ居眠りをしてワット・パクナムに到着します。
ここは、住宅などでゴミゴミした町中によくもこんな巨大な建物を建てたもんだと感心したくなる外観です。隣では大仏の建造中でした。
インスタ映えする屈指のお寺だけあって、5階の本堂内部は圧巻です。
ある意味、ワット・サマーン・ナッタラームより感動があります。4階以下の各フロアにも仏像や資料の展示などもあり、50分の自由時間だけではもの足りませんでした。ただし、ここにはチャオ場はありませんでした。

このツアーは、この後、サイアム駅で解散となり、半日で終了です。ガイドさんと運転手さんにチップを渡し、お別れです。コップン・カップ。

サイアムまで来たので、将来に備えて、紀伊国屋書店でチェンマイとチェンラーイの地図を買い、携帯の残電力が僅かなのにバッテリーを宿に忘れてきたことに気付き、やむを得ず、一時帰還します。
ホアヒンの地図を買えなかったことは心残りでした。

ホテルで少し休んで体力と携帯の電力をそれぞれ僅かながら回復を図り、再び出発。ワット・ラカンヘ向かいます。MRTのブルーラインが延伸したお陰で王宮周辺に地下鉄で行き易くなり、大変助かりました。
つまり、ワット・ポーのすぐ南のサイアム博物館あたりに「サナーン・チャイ駅」(ファランポーン駅より4つ延伸)ができ、同博物館の真ん前に出口ができています。
もともと王宮近くには駅がなく、タクシーやトゥクトゥクを使おうにも道路が大渋滞なため非常に行き辛かったのですが、この駅が出来たお陰で、王宮周辺に行きやすくなりました。
同じく、ファランポーン駅より2つ延伸した「ワット・モンコン駅」は中華街に出口を有します。

この「サナーン・チャイ駅」から「タープラチャン」の船着き場まで歩きます。暑くて大変ですが、午前中は車移動であまり歩いていないので、これくらい歩かないと修行に耐えられる足を作ることができません。
船着き場からは、「なぜこんなに安いのか」と思われる渡し船(フェリー)3.5THB也に乗り込んでチャオプラヤ川を渡ります。
さすがにこの時期だと、チャオプラヤ川はさほど臭いません。ワット・ラカンまでは細い小道をするすると抜けていき、目の前の視野が開けたところがお寺です。

そのお寺のスケールがまたデカい。ワット・ラカンと言えば、そこここに鐘が吊られています。意外と混んでおらず、ゆったりとお参りもできました。そしてチャオ場探しです。
まずは本堂向かって左側のテント小屋の奥に、なにやらプラを並べている御仁がおられる。ケースに入ったプラをそうっと眺めていると、ケースの蓋を開けてくれて「自由に見ていいよ」と言ってはいないけど、そう聞こえた気がしてプラを手に取ってみる。するとその御仁、そのプラはこの本に載っているこれの第2版だとか話しかけてくる。また別のケースを出してきて、また蓋を「パカッ」と開ける。
そしてまたその中のプラを手に取ると、それはこの本に載っているものと同型だ、と畳みかけてくる。そうした御仁の説明に、だんだん自分の欲しいプラが決まってくるから不思議です。気に入ったもの2つをチャオしました。
その後、本堂を1周して戻ってくると、先程の御仁の陣地より大分手前にプラを広げているおばちゃんがいたのでした。先程は何故か気付かなかったが…。

そのおばちゃんも、これは第1版で何年の物、これは第2版でそれは第3版、そして第4版、第5版と説明していくのです。ここのプラは値札が付いているので分かりやすい。しかし第1、2版は価格的に手が出ない。
結局、第3版ともう1つ別のプラをチャオすると、おばちゃんはおまけにお土産プラをくれた。コップンカップ!しかし、ここではかなり散財しました。
でも、ワット・ラカンである故やむを得まい…、といって無理に自分を納得させるのでありました。

その後、再びチャオプラヤ川を渡ってホテルに帰還するのですが、途中、国鉄ファランポーン駅で、やはり将来を見据えた準備としてホアヒン行き列車の時刻表を窓口でもらって帰る。
また道中、明日に備えて有馬温泉に寄って体のコンディションを整えます。

そう、明日は一日9寺巡り(修行)の実行日なのです。

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プロフェッショナルファイルNo3/タイ プラクルアン マスター
●ブログ『やっぱり、プラが好き』筆者【太田 謙次 Ota Kenji】
軽い気持ちでサワディーショップにプラクルアンを求め来店。
原田店長のススメもあってドップリとプラの世界にハマってしまう。
プラとの出会いをつづったブログ「やっぱり、プラが好き」はプラ好きから注目をされている。
本コラムに掲載以外の写真盛り沢山ですので興味のある方はぜひブログもご覧になってください!
https://ameblo.jp/love-pra2018/

 

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