やっぱり、プラが好き! vol.14
- 2021/3/19
- Column

3月に入って、『メルペイ』というQRコード決済を使用したいと思い、メルカリのアプリをダウンロードしました。
どうもこのところ、といっても大分前からですが、持ち前の小市民気質からQRコードや電子マネー、カード決済によるキャッシュバックやポイントバックに執心となり、とうとうメルペイにまで手を伸ばしてしまったというのが実情です。
テレビのCMなどの影響だと思うのですが、メルカリには洋服などの衣類や靴、ブランドバッグなどしか出品されていないのだと思い込み、どんなものが出品されているのかなど考えたこともなく、そちらのサイトは見ずに、もっぱらメルペイのサイトしか見ていなかったところ、本当に『暇』とは恐ろしいものです。
以前にYSさんがプラをメルカリに出品するようなことを言っていたのを思い出し、手持無沙汰のところ、メルカリサイトを検索し始め、プラリストを見ているうちにその真贋情報をGoogleで検索するようになり、やがてあるプラが目に留まってしまいました。
もともと、一昨年にプラに興味を持って渡泰し、ワット・トライミットを訪れた際に買いたい(チャオしたい)と思っていたプラが、既に売り切れで手に入らず、残念に思っていたことがあったのですが、その時に欲しかったプラが出品されていたのでした。
それを目にしてから、もうこれを忘れられず、またQRコードでポイントバックを受けたポイントを使えたりするので、思わず3つほどプラをチャオってしまいました。以下のとおりでございます。
【No.133】リアンプラナーラーイサンコンプラタップラーフー ジャオクントンチャイ ワットトライミットウィッタヤーラム ヌアチュップトーンパン サーイスワイプロムクローンデン 2548年
イギリスのサッカーリーグ”プレミアリーグ”のレスター・シティFCは、タイでホテル事業や免税店事業を行うキングパワーのヴィチャイ・シーワタナプラバー会長が2010年に4000万ポンドで買収したサッカーチームでした。
創立から優勝したことがなく、同会長がワット・トライミットの僧侶を呼び寄せ、その選手たちに対して祈祷を行い、このプラを選手たちに配布したところ、レスターは創立から133年目にして同リーグ初優勝を果たしました。
以来、ワット・トライミットのこの型のプラの人気が沸騰したということのようです。



【No.134】リアンプラナーラーイサンコンプラタップラーフー ジャオクントンチャイ ワットトライミットウィッタヤーラム ヌアローハ3カサットグントンナーク 2548年
こちらは、上記プラの別の型のプラ。こちらも人気のようで、現在はワット・トライミットでチャオすることはできません。


【No.135】リアンプラナーラーイサンコンプラタップラーフー ジャオクントンチャイ ワットトライミットウィッタヤーラム ヌアローハ3カサットグントンナーク 2548年
こちらは、ご覧のとおり、No.133の別の型で、No.134と同型になります。


メルカリだけならまだしも、『 Rakuten-Mini 』 が手元に届き、楽天関係のアプリをダウンロードしていると、今、山崎賢人がCMに出演している『ラクマ』にブチ当たってしまいました。
初めてダウンロードするとポイントが貰えたこともあり、やはり、手を出すことになってしまいました。
もう、不治の病のようです。とりあえず、チャオしたのは以下のとおり。
【No.136】ルアン・ポーソッド ワット・パクナムファシチャルン ルン7 ヌアポン 2557年
昨年、ワット・パクナムを訪問した際、プラをチャオする場所が分からず、同寺のプラが手に入らず残念に思っていたこともあり、ついつい…。



タイに行けない、その目途さえ立たない今、新たなプラを手に入れる手段は、どうしてもこうなってしまうのでしょうか。
変なプラに手を出さぬよう、厳に自身を律するしかないのですが、これが難しいんですよねぇ~。


YSさんいわく、今年のプラは金、銀ロンヤー(赤、青、緑、水色の4色)、銀、アルパカ、銅が主な構成で、特に銀ロンヤーは各色999個限定と、人気のあるワットヤイ製作の割にかなり少なくなっているとのことでした。
こんな話を聞くと、ついついネットでプラ探しに興じてしまい、やってはいけないと思いつつ、日本のネット販売プラに手を出してしまいました。
出来心と思いたいところですが、かなりの確信犯。
渡泰出来ないストレスのはけ口が他にないので止むを得ません(無理やり納得?)。
とにかく、この度チャオしたのは下記のプラでございます。
【No.138】ルアン・ポーバーンレム ワット・ペッチャサムットウォラウィハン 2516年


これは仏歴2516年産、つまり西暦1973年産と、今から47年前に製作されたプラということになります。
なのでプラ自体に見た目それなりの経年感が見られるのは良しとしても、箱がやけにきれいなのが…。
また改めてネットを検索してみると、同じ型・年代のプラが私が取得した値段に比べ、タイではやけに高く取引された形跡が見られます。
もしかすると、やっちまったかもしれません。ああ、やっちまったな~、多分…。
いつか渡泰した時に、鑑定にでも出してみることにしよう。
鑑定というものを、一度経験してみるのも良いかもしれません。
また、渡泰の目的が1つ出来ましたっ!(←ポジティブシンキング…)
話は元に、つまりワットヤイの新プラの話に戻りますが、その後、YSさんから連絡があり、銀ロンヤーの新プラの取得を試みるので私にもチャオしないかとのオファー。
YSさんにはタイに知り合いがおり、その方に代理で取得をして貰うとのこと。
では、私の誕生色の赤のロンヤーをお願いしますと頼んだところ、寺での新規発行価格の3倍を超える値段で取得できそうとの返事が2日と待たずに届きます。
これもご縁と思い取得をお願いしたところ、めでたくゲット出来ました。
しかしこのご時勢、まだ日泰の物流・交流が滞っている故、いつお会いできるのか、まるで目途が立ちません。嗚呼…。
これも消費拡大に貢献?…単なる言い訳だなぁ~(No.138、139)
有難いことにこんなご時勢にも関わらず私の会社でもボーナスが出ていたため、消費拡大に貢献するべく、先日、我が心の故郷 『Sawadee - shop』を訪問し、新たにプラクルアンをチャオしてまいりました。
折りしも、 『Sawadee - shop』では恒例の【サマースペシャルセール】を開催中。
以前から目を付けていたプラに奮発し、お得なお値段でチャオすることが出来ました。新たなプラが手元に来るのは約1か月振りです。
お陰で久し振りにこのブログの本旨にそった記事が書けます!
今回チャオしたプラは以下のとおりです。
【No.138】プラルアンポートゥアット・ランプラナーマーピタイ ヨー・ソーコー・ピムヤイ・ヌアワーンクルックラック・ファンカーオサーンダム9メット 2544年。ワットフワイモンコン 19個限定モデル


このプラに対する『Sawadee - shop』の解説では、「2500年のワットバンクンプローム石(土)他様々な希少素材によって作られたプラ。
シリキット王女記念プラで裏面に王族のシンボルマークが埋め込まれた非常に素晴らしいプラクルアン」とのこと。
以下のとおり、プラ本にも掲載される型でございます。
しかも、上記のとおり、『Sawadee - shop』による真贋保証付き。


私が久々にプラをチャオしたからなのかもしれませんが、アジャーンがおまけを付けてくれました。
希少だという【ミニ巾着】とプラの【木箱ケース】。
木箱の中身は既にチャオされて行ったようですが、木箱があまりにも立派過ぎて処分をためらっていたとのことで、何かの入れ物に使ってくださいとのこと。有難く頂戴しました。


それから、この日『Sawadee - shop』に出かけた目的はもう1つあって、アジャーンのご紹介によりAさんにお会いするためでした。
Aさんにはこれからいろいろとお世話になるのですが、Aさん、正確にはAさんのタイ人の奥様のコレクションから、以下のプラを1つお譲り頂くことと相成りました。いや~、プラが取り持つご縁は深いですねぇ~。


上記の可愛らしい布袋入りでサイズは500円玉より少し大きいくらい、裏面に安全ピンの付いたバッチ型でございます。
タイトルでもお分かりのとおり、ワット・パクナムの成田分院のプラでございます。
私は以前どこかのサイトで、この成田分院にはプラがないとの記事を見ていた記憶があったので、このプラを見て驚きましたが、アジャーンいわく「成田分院にもプラはありますよ。でも、すごく高いですけどねぇ~」とのこと。
そういう話を聞くと、一度成田分院に行かねばと思いますが、このコロナ禍のご時勢、いつ実現するか分かりませんねぇ。
久し振りにプラの記事を上げましたが、何分久々のためお作法を忘れておりました。
早くタイに行けるようになれば、本来、このブログにアップすべき記事がバンバン書けるんですがねぇ、果たしていつになることやら…。
先日、暇を持て余しておりまして、当該サイトから小冊子『DACO』のバックナンバーを延々と遡ってみたところ、何と 『お守りが呼んでいる』 とのお題の付いた第195号を発見しました。
しかも、お題の「お守り」という文字には『プラ・クルアン』とルビが振られておるではありませんか。発行は2006年の6月20日のようです。
サイトには、バックナンバーは入手可能とのことでしたので、早速、問合せ先(バンコク)にメールにて在庫の有無を確認したところ、返事は「在庫あり」とのこと。
ならばバックナンバーを手に入れようではないかとのことで申し込もうとしたところ、そういえばタイからの国際郵便は新型コロナ禍の影響でストップしているのではなかったか?と思い出し、これも確認したところ杞憂に終わり、独自の流通網があるとのことで大丈夫でした。
首を長くして待つこと約3週間、手元に届きやした!

全部で82ページのところ18ページを割いて、プラ・クルアンについて語ってくれています。
『お守り』(プラ・クルアン)とはいかなるものか、プラ・クルアンにまつわる伝説の僧(プラゲージ・アジャーン)について、プラ・クルアンがどのように取引されているのか、プラ・クルアンのコンテンストのこと、プラ・クルアン業界用語について、そして、プラ・クルアン界のドン、パヤップ・カムパン氏へのインタビューと、内容は盛りだくさんで、私のようなプラ愛好初心者には非常に興味をそそられる内容となっています。
このような冊子が14年も前にバンコク界隈で日本人を中心に読まれていたとは、とても素晴らしいことだと思います。
この時代にバンコクに居て、この小冊子を読んでこの時プラを手に入れられていたら、今頃は高価なプラが手元にあったかもしれませんねぇ。
ああ、残念 ・・・。




改めて、『プラ・クルアン』の奥の深さを思い知らされた次第です。私も、もっともっと『プラ・クルアン』について勉強せねばなりません。
ということで、嗚呼、早くタイへ行きタ~イ!
トルコからの贈り物 (⋈◍>◡<◍)。✧♡ (No.140、141)
お題だけ見ると、「この独居オッサン、とうとう気が狂ったんちゃうかぁ~」と思われるかもしれませんが、決してそうではありません。
話せば長くなりませんが、要するに、昨年の7月末にFXで売り建てたトルコリラ/円が、ズルズルと良い塩梅に下落してくれたため手仕舞ったところ、ちょっとした余禄が転がり込んできたため、前からネットオークションで狙っていたプラを2つほど落とさせて頂いたという事でございます。
いわゆる『投資』でございます。ただし、差益の40%をスワップ金利で持って行かれるという、ちょっと恥ずかしい結果でしたが、お陰で良いプラをチャオることが出来ました。
出品者はこれまでも何度かプラやプラ本を落札させて頂いている方で、非常に勝手に信頼を置かせて頂いている方です。
また、オークションの決済にはマイナポイントに紐付いたキャッシュレス決済を使えたため、併せてマイナポイント5,000円分もゲットさせて頂きました。
チャオしたプラは、以下のとおりでございます。
【No.140】ワット・シーコームカム プラチャオ・トンルアン 2512年 ヌアトーンデーンロンダム
出品者の解説によりますと…、
タイ北部パヤオ県 ワット・シーコームカム寺発行の銅製リアン、プラチャオ・トンルアン仏です。
シーコームカム寺で仏暦2512年(西暦1969年)に発行されたプラチャオ・トンルアン仏のリアンでパヤオで最も人気で有名なプラクルアンのひとつです。
パヤオ市内中心部パヤオ湖の畔のシーコームカム寺院本堂に祀られている大仏(プラチャオ・トンルアン)はランナー時代約500年前のもので現存する北部タイ最大の仏像です。
伝記には仏暦2034年(西暦1491年)に建設が始まり仏暦2067年(西暦1524年)に完成されたと言われています。仏像全体の表面は塗金されていますが石膏製の仏像です。
このリアンはそのプラチャオ・トンルアン仏の上半身がデザインされたものです。なぜ上半身部分だけなのと思われるかもしれませんが、シーコームカム寺院本堂入口からこの大仏を眺めるとちょうど上半身だけが見えるのです。
ですからパヤオの人ならこのリアンを見ればすぐにプラチャオ・トンルアン仏と分かる訳です。リアンの材質は銅製、非常に保存状態が良く、凹凸や型の線がはっきりと残っています。金枠ガンナームに入れてあります。
裏面には(ランナー文字の)護符とタイ語でプラチャオ・トンルアン、タイ文字数字で発行年の仏暦「2512」とデザインされています。発行されて今年仏暦2563年(西暦2020年)で50年を越えるお守りですがデザイン的にもセンスの良い本当にかっこいいリアンです。発行当時はチェンラーイ県パヤオ郡でしたが現在も両県(チェンラーイ 県、パヤオ県)で最も人気の高い高僧クバー・カムラー(仏暦2461-2533)と高僧クバー・イントー(仏暦2438-2520)らによる入念儀式が発行時に行われています。
このプラチャオ・トンルアン仏がデザインされたお守りは人気がありここ数年はほぼ毎年異なるデザインのリアンが同寺から発行されています。




【No.141】ルアン・ポープラナンディン アムプーチェンカム ルンピセー1 2518年 ヌアトーンデーンロンダム
出品者の解説によりますと…、
タイ北部パヤオ県チェンカム郡 プラチャオ・ナンディン仏の初代リアン(銅製)です。
チェンカム郡中心から少し離れた場所にあるワット・プラナンディン寺で仏暦2518年(西暦1975年)に発行されたプラチャオ・ナンディン仏の初代リアンです。
プラチャオ・ナンディン仏はプラナンディン寺に祀られている約500年前のチェンセン時代の仏像で数々の奇跡や言い伝えのある仏像です。
この仏像の名称でもある「ナンディン」とはタイ語で「ナン」は座る、また「ディン」は土という意味で、そのとおり台座ではなく、土(地面)に直接座っている珍しい坐像で地元のチェンカム郡に親しまれ、パヤオ市内の大仏プラチャオ・トンルアン仏と共に人気がある仏像でパヤオの象徴とも呼ばれています。このリアンは非常に保存状態の良いもので前オーナーの代に金枠ケース(ガンナーム)に入れられて保管していたものです。
材質は銅製、サイズは少し小さめの楕円形のお守りで仏像部分はかなり立体感があります。
裏面は(ランナー文字の)護符とタイ文字数字で発行年の仏暦「2518」、表面は上部にタイ語でルアンポープラナンディン チェンカム郡とデザインされています。
仏暦2518年当時はまだ現在のパヤオ県ではなくチェンライ県チェンカム郡でありリアン発行当時プラナンディン寺の住職高僧クバー・カイが入念儀式をする前にチェンライ県の高僧クバー・カムラー(仏暦2461-2533)がチェンライ市内のワット・ドイカオクワーイ寺で入念儀式をしたと言われています。
このプラチャオ・ナンディンがデザインされたリアンは人気がありこの初代2518年以降の2525年、2534年、2538年にも型の異なるリアンが同寺から発行されていますが初代のものが最も人気かあります。




また、当該出品者からは、前回同様におまけのプラ本も頂きました。
タイ チョンブリー県で人気高僧のリアンカラー写真図鑑(計313ページ)です。
これで、さらに勉強せよということなのでしょう。頑張ります!


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プロフェッショナルファイルNo3/タイ プラクルアン マスター
●ブログ『やっぱり、プラが好き』筆者【太田 謙次 Ota Kenji】
軽い気持ちでサワディーショップにプラクルアンを求め来店。
原田店長のススメもあってドップリとプラの世界にハマってしまう。
プラとの出会いをつづったブログ「やっぱり、プラが好き」はプラ好きから注目をされている。
本コラムに掲載以外の写真盛り沢山ですので興味のある方はぜひブログもご覧になってください!
https://ameblo.jp/love-pra2018/
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